劇団

843 :本当にあった怖い名無し:2009/05/27(水) 16:24:55 ID:N8TzgcpT0
⑤劇団
地元の劇団の話。
神社の倉庫を借りて稽古場にしている。

30年ほど前の話だが、設立当時、怪我・事故が多発した。
誰にみてもらったか知らないが、とにかく霊視?してもらったら
「旅芸人の霊がいる」とか。
それ以来、助言にしたがって、毎週1回、稽古場の四隅に
塩と酒を供え、花と水も飾って(?)
北の方角に手を合わせ、無事を祈るという「礼拝」が義務付けられている。

オトナたちがさ、真剣に手をあわせるわけ。結構、不思議な光景。

そのときに絶対に、手をあわせちゃいけない方向がある。
多分、北東?
死ぬからだめだ、絶対にだめだ、と代表者に言われてる。
…そっちに手、合わせれば簡単に自殺できるよなぁ。

その稽古場、以前所属してた劇団員の子どもがよく遊びにきてたらしいが
あるとき「ねぇ、今日はすみっこのおじちゃん、いないね」と発言。
着物を着たおじさんが、いつも見えてたらしい。
その位置にも礼拝セットを置くので、gkbr。

gkbrといえば、暖かくなってくると礼拝セットのどれかに必ずといっていいほど
ゴキが紛れ込んでいるのが 最大の ほんのり。

⑥劇団2
よく、「大勢の気配が」とか怪談話であるけど、なんのこっちゃいと思ってた。

稽古場の2階で、昼間1人で作業してたとき、初めて体験した。
空気が、ざわざわとして、「アレ、誰か来たかな?」「階段の下で誰か上の様子を伺ってる?」
と気になって作業に集中できない。

プチ家出というか、親とけんかして稽古場に泊り込んだときには
子どもの走るトタトタ音がした。

その稽古場には旅芸人以外に、子どももいるという話は後に知った。

てな感じに、いろいろと霊っぽい話は身の回りにあるんだけど
ハッキリみたことないから、いまだに半信半疑なんだよね。

全部、脚色なしにそのまま書いたから、ほんのり程度にも達してないかもしれないが
まあ暇つぶしにでも なれば幸い。

長々と失礼。

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