相手が相当怖かっただろう話

240 :1/2:2009/05/08(金) 17:57:09 ID:a6xusl/B0

多分相手が相当怖かっただろう話



アパートの1階の角部屋に住んでいます
窓のすぐ外は小さな庭みたいになっていて、そのすぐ外は1メートルくらいの小さな土手になっています
辺りには高い建物はなく、田園風景と小山が窓の外に広がっています
窓の半分はすりガラスになていることもあり、結構頻繁に下着一丁でごろごろ転がって過ごしています
さすがに用事を済ます時には簡単に羽織りますが

その日は少し会社が早く終わったので、さっぱりとしたく日が高いうちに風呂に入りました
そのため、風呂上りの熱がなかなか冷めずいつものように下着姿になってごろごろとしていました
そしていつの間にか寝ていました

ふと、人の気配で目が覚めました
枕側にある窓の外を誰かが何度も通っていました
なにか担いでいるようなので、なにか運んでいるのでしょうか
そんなことをぼんやりと思っていたら、その人影は部屋の方に近づいてきました
あ、覗かれると思ったのと同時に20代半ばくらいの男性が顔を覗かせました
寝転がりながら見上げる自分とその男性の視線が合いました
おそらくカーテンが開いているのでただの好奇心で覗いたのでしょう

別段見られても気にしなかったのですが、とりあえず義務かなと思いその辺に放ってあった携帯を手に取りました
そしてその男性を写メると、電話をかけるふりをしました

とたんにあわてた表情になった男性が、釈明しようというのでしょうか窓ガラスをたたき始めました
わざとおびえた表情を作ると、適当に落ちていたタオルで体を隠し別の部屋に行って扉を閉めました
すぐに玄関のチャイムが鳴り、ドアが何度もたたかれました
無視をしていると、誤解です違うんですと悲痛な叫び声が聞こえ始めました
さらに無視をしていると、ドンとドアを叩く音を最後に今度は泣き声が聞こえ始めました
さすがにかわいそうになってきたので、インターホンで「次もし同じことしたら今度こそ通報させていただきますから」と告げると
ありがとうございますという震えた声で答えられました
そして必死に嗚咽をこらえる声が徐々に小さくなっていきました

うかつにアパートの部屋を覗くと恐ろしいこともあるだと、彼はきっと学んだことでしょう
ちなみに当方、23歳OL チャームポイントはウェーブした天然栗色の髪と垂れ目 バストはCです☆
ようはうっかりアパートの中を覗いたら、下着姿の女性がいて通報されそうになったという話

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