てるおくん
831 :本当にあった怖い名無し:2012/09/08(土) 23:02:35.49 ID:eJxjS1X7I
実際に霊的なものかどうか分からいし
怖いかどうか微妙なんだけど、書いてみるわ
小学校の頃、上の学年にてるおくんという知恵遅れの子が居た。
小学生の頃、てるおくんの近所に住むナオキっていう同じクラスのヤツの家に遊びに行った。
ナオキが「あ!てるおくんだ!おーい!」と見上げた方をみると
てるおくんが窓から手を降って居た。
正確には手を「シッシッ!」とやるような感じ。
「なんだあれ!アハハ」と笑いながら俺たちはナオキの家に上がり込んでセガマーク3で遊んだ。
時は流れて、高校生の時、テスト期間中で部活がない日にジョギングしてナオキの家の前を通った。
「お!ひさしぶり!」ナオキはバイクを洗って居た。
ナオキは中学まで一緒だったが、高校は別々になって疎遠になって居た。
久しぶりの再開に小学生や中学の頃の話をしてると
ガラガラっと窓を開ける音がした。
「あ、テルオ」
その時まで忘れて居たその名前とあのシーン。
知恵遅れの彼のおかしな手招きを....
いや、動きが違う。シッシ!と言った感じではなく
おいでおいでの様な動きだ。
「昔と動きが違うね」
「あーそういえばそうだな、結構前からちゃんとできる様になったみたいだわ」
しかし、彼のおいでおいでも、ちゃんとできてるとは言い難い。我々に手を降るなら、バイバイみたいな動きのはず。
結局変な動きだけどな!みたいな事を言って
ナオキと別れた。
それから何度かジョギングでナオキのうちの近くを通り、てるおくんの家の方も見るクセがついた。
テスト期間の終わり頃、いつもよりジョギングの時間が遅くなり、暗くなりかけた道を走った。
てるおくんの家の近くを通りがかると、
窓がガラガラとあく音がした。
てるおくんがいつも窓から手をふるその窓には
誰もいなかった。
ただの換気か何かに開けたのかもしれない、
しかし、俺は何かを言い知れぬ違和感を覚えて
走る足を止めてしまった。
窓から家の中へ入って行く黒い気配。
目に見える具体的な何かじゃなく、
なんだか嫌な気配のもの。
すごい勢いでそれが家の中へ入って行く、
と思ったら今度は逆流するかの様にそれが窓から
吐き出されて行く。
窓からてるおくんがみをのりだし、シッシッ!
とやっている!
それに追われる様に、嫌な気配は消えて行った。
俺は急にあたりの暗さに恐怖を覚えて逃げる様に家に帰った。
それからはジョギングのコースも変え、大学にいくに当たって田舎を離れた。
そして、大人になって帰郷したとき、飲み会でたまたま会ったナオキから聞いたんだが、
あのあたりは高速道路が出来ることになり
その辺の地域は再開発の手が入った。
その際遺跡みたいなのが出てきて、調査されたらしい。
てるおくんの家にちょうど祭壇?神社?の様なものがあり
ナオキの家の方には鳥居みたいなものがあった様だと
教えてくれた。実際実家にある地報にものっていた。
てるおくんの窓からの動きは、なにか神がかり的というか、霊的な何かだったのだろうか?
あのシッシの動きも去る事ながら、
おいでおいでにも、何か意味があったのだろうか?
以上が、俺の体験したてるおくんの話です。
長々とスレ汚し失礼しました。

