サークル内で孤立していた
735 :本当にあった怖い名無し:2012/09/05(水) 20:38:37.50 ID:saODtOx40
まあ、特に怖い話ではないんだけど、大学一年のときの体験をひとつ。文章下手なんで最初に言っておきます。ごめん。
その当時、俺は日商簿記の試験の勉強とサークルのイベントの準備と学校の勉強でとても忙しい状況だった。
もうプライベートはないに等しい状況。当時付き合っていた彼女は、それを心配して「試験終わったら今後のことを話し合おう」といつも言っていた。
実を言うと、俺はサークル内で孤立していたんだ。忙しい中イベントを前に進めなきゃいけないのに、ほかの連中は色恋沙汰のくっついた離れたで手一杯だったらしい。
まあ、一人暮らしの奴の家で男女複数集まって飲み会してたってんだから、何してたんだか・・・・。
それで、先輩は俺とばかり打ち合わせをする。で、俺は同級生にそれを伝えて指示をする。すると年次長と呼ばれる同級生のリーダー格がやきもち焼いて俺がゴマすりだの、でしゃばりだのとあることないことうわさを流す。
馬鹿どもが俺をハブにする、という形になっていた。
試験はその年の11月17日にあった。俺は5分でも休みがあれば図書館でも、ベンチでも問題集広げて勉強していたのだが、それがまた悪口の対象になる。彼らのファンタジックな頭脳にほとほとついていけなかった。
もう、体も気持ちも限界に達していた。飲んでもいないのに駅で吐いたことも二度や三度じゃなかった。
そんなある晩のことだった。俺は全身が引き裂かれるような痛みで目が覚めた。本当に全身が左右から綱引きされるような痛みだった。
なのに、俺は金縛りにあってしまったんだ。心なしか耳元には子供がからかうような馬鹿にするような笑い声が聞こえていた。
ああ、俺は人間だけじゃなく、人外のものにまで馬鹿にされるのかと思ったら本当に泣きたくなったよ。
そのときだ。突然、部屋全体が何かの叫びで吹っ飛ばされるような感覚を感じた。なんて叫んだかはわからなかったけど、何か叫んだことは感じたんだ。
笑い声がとまり、足元に何かがいるのが感じた。ふとみるとおかっぱの和服を着た女の子がたっていた。麗子像に似てるなとふと思った。不思議と怖くなかった。
「君は誰?」俺は頭の中でそうつぶやいた。彼女は一言も答えない。しばらく黙ったままだった。それからおもむろに言った。
「無理しすぎ。今日は眠りなさい。何するかわかっているわね。」彼女は矢継ぎ早にそういうと、また何かを叫んだ。彼女の顔がものすごく大きくなり目が緑色に光るのが見えた。
その形相はとても怖かったが、不思議と体から痛みがとれ俺は落ちるように眠りに入った。
次の日、痛みが取れたので学校に行くと彼女が駅で待っていた。
「今日、時間取れる?」俺はうなづくと言った。
「イベントが終わったらサークルやめるよ。」
「それがいいわ。あの人に言われたし。」
「麗子さん?」
彼女はほっとしたようにくすくす笑った。俺はその後、イベント終了と同時にサークルをやめた。
簿記2級にも合格したから、「税理士試験に集中したい」という理由でやめた。(その夢は12年後にかなうことになるが)
その後、交友関係にもそこそこ恵まれ俺はまあまあの大学生活を送ることができた。
麗子さんがきっかけになったと思って感謝している。以降まったく見ていないけど。
ちなみにサークルで俺をいじめていた連中の多くは欠席が多いことからサークルをやめさせられたそうだ。学部内でも孤立していたらしいがその後のことはよくわからない。

