足を投げ出して夜景を見ながら

627 :本当にあった怖い名無し:2011/10/10(月) 20:32:02.60 ID:FZ+5MGbB0
実体験を投下します。
長いので嫌な人はスルーして下さい。
まとめてますが連投規制に引っ掛かって続けて投下出来ないかもしれません。ご了承下さい。

3年程前、私含め女5人で夜景を見に行くことになり夜中、車でとある山へ行きました。
駐車場に駐車後、歩いて行くと少し小高い崖があり、下は山道になっている場所があったので皆で崖に腰を下ろし足を投げ出して夜景を見ながら話をしていました。
その日は私達の他にも夜景を見に来ている人が結構いました。

しばらくして何も喋らず俯いている友達Aに気付きました。

『どうした?』と尋ねても『ううん、別に…』というばかり。
数分後、『ちょっと気持ち悪いからあっちで吐いてくる』と言ってAが立ち上がりました。
大丈夫?ついていこうか?と皆言ったんですが、『大丈夫大丈夫』と言い歩き出しました。

その時周囲の人達がいなくなっていたことに気付きましたが、帰ったんだろうと気にしませんでした。

数十秒後。小走りでこちらに駆けてくるA。

『駐車場!早く行って!やばい!』

Aのただならぬ表情とこの言葉に恐怖を感じ、私達は一目散に駐車場へ走り、車に飛び乗ってその場を離れました。

何も語ろうとせず震えているAに何も聞けませんでした。

するとAが『人がいる明るいとこへ行きたい』と言うので地元のファミレスへ行き、席につくとAが話始めました。

私達が崖に足を投げ出し喋っていた時からAの足にずっと何かが当たっていて最初は雑草だと思い気に止めてなかったが、感触がおかしい。

目を凝らして見るとそれは髪の毛でしかもAの方をじっと見る男の顔。
恐怖からなのか体が金縛りのように固まってしまい息をするのがやっと。

半ば強制的にその男を見ているうちに気分が悪くなり限界が来た時急に体が動き、吐きに行こうと歩いていたら人影が前方に見え、ふと見るとそれは先程まで見ていた男の顔をしていて立ち止まりAを凝視していた、と。

暗闇なのになぜか顔が認識出来たと言っていました。
そしてゆっくり向こうが歩いてきた瞬間、Aは踵を返しこちらに走ってきて今に至るということでした。

A以外、その男を見ていません。
私達がいた小高い崖は男性でもすぐに登ってこれるような高さではありませんでした。

Aによるとその男はついてきていないとのことで安心したのを覚えています。

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