コンビニの深夜営業

531 :本当にあった怖い名無し:2010/06/06(日) 09:36:38 ID:0I93VJoe0
今から7年くらい前の話。
コンビニの深夜のアルバイトをしていた時の体験
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そこのコンビニは目の前に大きな団地がある店で、当時は都内の同じ地区内の中でも
トップ3に入るくらいの売り上げを持っていて、常に客がいる様な感じの店だった。
深夜でも4~5時位じゃないと客が居ないって事は無いくらいの。
世間はコンビニの深夜営業がもう日常に定着してるせいか、
深夜2時とかでも5~6才の子供連れた家族とかが普通に来る。(子供の健康に悪い気がするが)
その日はそんな遅い時間ではなかったけど、だいたい12時くらいに
売り場内とは反対の壁側を向いてレジカウンター内で、
チェックシートに終了した仕事のチェックを入れていた作業していた。
そのとき後ろの売り場の方から子供の「ウフフッ」と言うか「ウキュキュッ」って感じの
子供の笑い声が聞こえた気がしたんだ。

先に言った通り遅くに子供が来ること自体は全然珍しくも無いし、子供は結構好きなので
どんな子供かなと見ようと思って振り向いたんだ。

そしたらレジのカウンターの正面のコーナーに、女が居たんだ。
肩ぐらいあるストレートの黒髪で明るい黄色系の色のOL風のスーツみたいなのを着て
左手に女性が持つ様な小さな肩下げバックを持っていた。
服装は至って普通だが、その立ち方が異常だった。足は肩幅くらいに開いてぐらぐらしていて
腕も少し怒り肩の様に開いていて、項垂れているせいで肩ぐらいある髪が顔を全部覆って
どんな顔か全く見えない。それが頭をゆっくり左右に振っている
その度に「ひゅっ…ひゅっ…」て喉を空気が通る様な音をその女が発している。

ぶっちゃけ、こう書くとただの酔っぱらいだな。俺もそう思って
「うわー、怖いよー」って感じでまたチェックシートに記入する作業に戻ったんだよ。
別にその女は買い物をレジに持って来てた訳じゃ無かったので目をそらしたかったんだ。
子供の笑い声の事は女のあまりのインパクトで忘れた。と言うか、店内にいたかどうかも分からない
そのまま2~3分ほど作業をしてると不意に空気の流れを感じた。
店のドアは開け閉めの際に結構空気が流れ込むので新しい客か立ち読みが帰ったのかと外を見ると

さっきの女が店の前に停まっている車の後部座席のドアにへばりついて中を覗いている。
両腕で覆い被さる様に車にもたれかかって、髪の毛で見えない顔をガラスにくっつけている。
その余りにも異様な光景に「うわー、怖いよー」と思ってまた目を背けたんだ。

俺の見た物は以上で、ヤマもオチも無い「ただの酔っぱらいの女」と言われればそれまでだけど
その異様さを目の当たりにした時の衝撃は忘れられない。

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