軍事ヲタの山内君
98 :本当にあった怖い名無し:2010/05/17(月) 15:12:30 ID:ZSOxtnJ0P
高校受験前の塾での話。
俺の行ってた塾は隣の中学との学区境で、塾だけの友達とかも出来たから、結構楽しく通ってた。
ある日曜日、塾での自習を早めに切り上げて、塾友数人とカラオケに行くことにした。
そのなかにいわゆる軍事ヲタの山内君ってのが居て、ガスガンとかナイフとか普段から持ち歩いている危ないやつだった。
安いけどちょっと遠いカラオケに行き、帰りは俺と山内君が同じ方向だったので一緒に帰ることに。
何か見たような気がして、今通り過ぎたばかりの路地裏に目をやると、薄暗い中に女の人が大の字で寝転がって居るのが見えた。
「あれ!酔っぱらいじゃね?」と山内君を呼び戻すと、彼も俺も顔を見合せ、一気にエロモード。
道路で寝てる酔っぱらい女なら、おっぱいとか見たり触ったり出来るかも!
いそいそと近づくと、それは白いワンピースを着ては居るが、酔っぱらい女じゃなかった。
いわゆるダッチワイフ?
しかもあまり出来の良くないやつで、手足は関節もなく棒状でつるんとしている。
顔の部分はうつ伏せで見えないが、髪はロングヘアーだった。
「なんだよ~w」「いや、これはこれでw」などと笑ってたら、山内君はガスガンを鞄から取り出した。
「なにすんの?」「ん?射殺w」と、いきなりダッチに発砲。
肩の部分に銃弾が当たると、それは予想外の反応をした。
ぶるん
体全体がゼリーで出来ているみたいに震え、ブレイクダンスのように四肢が波打つ。
この時点で俺は気持ち悪かったんだけど、山内君は面白がって連射した。
ぶるんぶるんと震えたゼリーダッチは、突然芋虫のように体をくねらせながら、俺たちににじり寄ってきた。
「うわっ!」「う…うわっうわっ!」ビビった俺らはダッシュで逃亡。
路地の出口付近までは「びだびだびだ!!」って感じの音が聞こえたから、多分追いかけて来たんだと思う。
でも路地を出れば結構人通りのある道なんで、そのあとは追いかけられる事は無かった。
2人で「なんだあれ~?」と涙目になり、その日は帰宅。
次の日、他の塾友が見たいっていうから大人数で見に行ったが、そこにはゲロが散らかってるだけでゼリーダッチは居なかった。
あれは何だったんだろう…未だに謎です。

