部屋番号

67 :本当にあった怖い名無し:2010/05/13(木) 11:44:59 ID:45R0ZrGoP
会社の先輩に聞いた話し

出張で東北の日本海側にある町に泊まることになった。
あいにく有名な花火大会中で旅館からホテルまでだいたい満室。
やって取れた古いホテルに泊まった。
古いホテルには良くあることで、先輩の部屋は4階の4号室なのに、部屋番号は505。
仕事の後、お客さんとの飲み会を終えて部屋に戻った先輩は、エレベーターから降りて、自分の部屋の前まで歩き、鍵を開けようとして、ふとドアを見直した。
部屋番号は404。
驚いて一歩後退りし、周りを見ると、隣の部屋番号も404。
突然後ろの部屋の扉が開き、寄りかかっていた先輩は転がり入ってしまった。
開いたドアに刻まれた部屋番号も404。
開いていたドアが勝手に閉まって行くのと、頭上に人の気配を感じながら、先輩は気を失った。

目を覚ますと、スーツを着たまま部屋のベッドの上。
あわてて廊下に出て部屋番号を確認したが、505号室だった。
逃げるように急いで荷物をまとめていると、机の引き出しを落としてしまった。
その引き出しの裏側には、予想通り御札らしきモノが…

もしやと思い、部屋を探ってみると、出るわ出るわ。
額縁の裏からテレビの下、避難指示ボードの裏まで御札だらけ。
中でも恐怖だったのはベッドマットの下。
そこには人の形に切られた紙が何十枚も押し込まれていた。
人の形に切られた紙には朱色の墨で昭和○○年とか字が書いてあったのを覚えているそうだ。

フロントを問い詰めようとしたら、こっちの顔を見るなり「お客様申し訳ありません。」って感じで、珍しく満室だから、知ってて貸したようだった。
領収書だけもらって、宿代はただにして貰ったけどなw
と笑う先輩が頼もしいやら怖いやら。

おわり

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