誰かが上がってくる足音
543 :本当にあった怖い名無し:2009/11/28(土) 18:21:41 ID:SJaeUGAF0
今でも不可解な話なんだが、よかったら読んでみてくれ。
俺の実家は2階建ての2世帯住宅で、俺の部屋は階段を上がってすぐ脇にある。
大学1年の夏休みのある夜に、自室で別途に寝転がりながらマンガを読んでいると、
その階段を誰かが上がってくる足音が聞こえてきたんだ。
ん?と思って時計を確認すると午前2時くらいで、
こんな時間に起きているのは俺くらいしかいないんだ。
怖かったのは、その上がってくる速度で、
トン・・・ トン・・・
と、信じられないくらいゆーーっくりなんだ。
意図的に遅くしてるって感じ。もちろん家族ならこんな速度ありえない。
上がってすぐ俺の部屋だから、なんか音が近づくたびにめちゃくちゃ怖くなってきて、
情けないけど読んでたマンガを大きい声で音読してw
その足音を聞こえなくしようとしてみた。
声を出してるうちに、だんだん現実味が薄れてきて怖くなくなってきたんだが、
ちょうど一区切り読み終わった瞬間に「トン」って足音が聞こえて、
もう布団に包まってブルブルしてた。
結局その夜はなんもなくて、次の日の昼にテレビで「ごきげんよう」みてたんだ。
そしたら夏休みだからサイコロに「怖い話」的な目があって、
それを出した俳優(男、誰だったか思い出せない)が話し始めたんだ。
「僕の部屋は、階段上がった脇にあってですね・・・・」
なんか頭が真っ白になった。
なんかもうほぼ昨日の夜俺が体験したことと同じ話だった。
俺のと違った点は、そいつの場合は、階段を何者かが上りきったら後、
また下から新たな足音が上ってきて、何度も繰り返されるっていう話だった。
小堺さんが「たぶんご先祖様ですよ。代々のご先祖様が、
元気にしてるかなー?って見に来たんですよ」とか
無理やりほのぼのさせようとしてたことをよく覚えてる。