内臓に関するお話

512 :本当にあった怖い名無し:2009/06/25(木) 23:22:26 ID:FE7WkIQaO
>>510

肝に銘じておきます。

お詫びついでに話を投下。
肝って、内臓の事ですよね?その内臓に関するお話を、一つ。
まだ、18になりたての夏。暑かったもんだから、涼みに行こうと思い、ホタルを見に行ったんです。
友人を誘っても、面倒、歩くの疲れる、車でなら行く等の答えが目に見えていたので、一人でホタルを見に行く事に。
ホタルが見れるような田舎なもので、当然街灯なんて、数える程度にしか無く、
途中、電灯が無いと、通れない道もあるもんで、懐中電灯を持って家をでた。
まだ、アスファルトが完全に、冷えておらず、ねっとりと纏わりつくような熱気が、下から上がって
来るのを我慢しながら、サンダル履いて、汗かきながらホタルが夜みれる場所へ急いだ。
そのホタルの生息地に向かう最中の所に、川が流れているんですよ。
川と言っても、まあ…透明度は高くなく、正直、ドブみたいなもんで、結構臭う。
何故か、その時は、川に沿って歩きたくなりましてね?暇だったのも相成って、川ぞいに歩いた。

川、なんて言うもんだから、一応あぜ道になってまして、辺りは田んぼと森しかみえない、開けた所なんです。
丁度、となりのトトロに出てくるような風景と、言った方が分かり易いでしょうか?そんな所を、歩いていたんです。
いくら臭うと言っても…あの時の臭いは違ったなぁ…
何か、こう…生臭い。
すこし前をみると、何かがある。

何か動物でも死んでるのかなぁ…と思って何気なくライトをつけ、照らしてみた。


そこに、腹から内臓が出して、水溜まり作りながら…だらんと口から舌をだし、目に光がない、ぐでっとした猫がいたんです。



一匹や二匹じゃない…同じようになっている猫が…積み重ねられ、異臭を放ってる。

私は小さく、うわっ…と声を上げたと同時に、胸にこみ上げくる、嘔吐感を我慢しながら、踵を返した瞬間
川からジャボッ!って音がしたんで、川の方にライトを向けたんです。

そこにね、アーミーナイフって言うんですかね、異様に黒光りした刃物もったヤツがいたんですよ

どこをどう帰ったかは、覚えていませんが、ソイツを見た瞬間に、今までにない位のスピードで
逃げ帰ったのを覚えています。

肝にまつわる話でした。

前の話へ

次の話へ