一人が怖い
153 :本当にあった怖い名無し:2008/02/23(土) 03:45:38 ID:7fFChxeU0 親戚の女の子が、父親に連れられ家に遊びに来た。 この子は母親を数週間前に亡くしていた。 今回、父親が出張に出てしまうので、数日間うちで預かることになったのだ。 環境を変えて元気付けたい、との想いもあったのだろう。 人見知りが激しいわけでもなく、特に明るくも暗くもない。ごく普通の女の子だった。 母親の死のことで特別ふさぎこんでいる様子もない。 が、遊び相手をしているうちに、ある違和感を感じるようになった 一人になることを異常に怖がるのだ。 私がトイレに立ち、その間部屋にとりのこされるだけでも異常に怖がる。 その嫌がり方は尋常でなく、泣いて私のスネにしがみつくほどだ。 私の母親といる時も同じ反応を示すという。 てことは、私と離れることが寂しいから、ということでもないらしい。 空間に孤立しなければ、誰が相手でもいいと思われる。 ますます分からなくなった。 学生の身分であるとはいえ、自分にも予定があるし、一日中遊び相手をしているわけにもいかない。 しがみつく女の子をふりほどいて、外出するのにも辟易していた。 ある日、また例によってむずかったので、今度という今度はと、 「○○ちゃん、そんなワガママ言ってちゃだめでしょ」と、少し強めにたしなめた。 私が無理やりふりほどいて、トイレに立とうとしたその時、彼女は泣きじゃくりながら叫んだ。 「黒い人がいる」 聞いてみると、その人は最近出現し、じっと彼女の傍らに居るという。 部屋に一人になると、彼女にしか見えない『黒い人』と二人きりになってしまう。 それが耐え難いほどの恐怖だったようだ。 158 :本当にあった怖い名無し:2008/02/23(土) 04:21:31 ID:7fFChxeU0 彼女の母親は焼身自殺だったそうだ。





